創立55周年を記念した東映シーエムの新名刺が完成!
元BiSH “MISATO ANDO”さんが”名刺”を人生初デザイン!
「なんでも作り出せる世界」へのワクワク感をデザインに
東映シーエム株式会社は、2024年10月で創立55周年を迎えるにあたり、会社の顔である「名刺」を一新いたします。
人に会って名刺交換をする。その当たり前の行動が、当たり前でなくなった時間をコロナ禍において私たちは経験しました。「人と会う」ということがいかに難しく、また、いかに貴重なことであるかということを。
会社にとって名刺は、「はじめまして」と最初に人とつながるもので、すべてのはじまりです。
だからこそ、今回の名刺は、直接手渡ししたとき、その一瞬が、楽しい、ワクワクしてもらえる瞬間になればいいな、と私たちは考えました。
デザインは、アーティストのMISATO ANDO(ミサト アンドウ/元BiSH・リンリン)さんにお願いしました。
BiSH時代から、独自の世界観を展開し、衣装やグッズのデザインも担当するなどその才能を発揮させており、独特の色彩と世界観で観る人を魅了する作品を創られていたので、今回の趣旨にぴったりではないかと。
結果的に、現実ではありえない世界、映像でしかできないような世界をご自身の作品の世界観の中で表現していただき、とても楽しそうで、ワクワクするものを作っていただけました。
映像制作は、多くの人が集まり、楽しみながら創るもの。
「ものづくりにかかせない遊びゴコロ」を大切に今にとどまらない、次へ向かう。
そんな55年目を迎える東映シーエムに、どうぞご期待ください。
■名刺デザイン
現実ではありえない世界、映像でしかできないような世界をMISATO ANDOさんの世界観で表現。
高度な映像が当たり前のように私たちの生活の中に散らばっている現代ですが、どんな作品も人が作り出しているからこそ心に残るしやっぱり素晴らしいと思い、その背景を簡潔に表せるのが操り人形師だ!と閃き、デザインのモチーフになっています。
コラージュっぽい世界の中に、東映の「三角マークと波」も、素敵にデザインされています。
■MISATO ANDOさんへのQ&A
Q1. 今回、このデザインになった理由や、デザインに込めたテーマなどを教えていただければと思います。
A. お話しを伺った時の、東映シーエムさんの私のイメージが、「すごく面白いCMをたくさん作っている」というものでした。
映像の世界って、何でも無限に作ることができて、それが自分の好きな「コラージュ」と感覚が似てるのかな……と。それがきっかけで「コラージュっぽい絵を描きたいな」と思いました。
現実ではありえない世界、映像でしかできないような世界を自分の作品の中で表したいなと思って、こういうデザインになりました。
あと、映像の世界に目を向けると、完成されたものしか普通は見れなくて、街の広告やビジョンで完成されたものを見ても、どれだけの人が関わってるとか、なかなか気がつかない、考えもしないことだと思うんです。
だからこそ、改めて「どれも本当に人間が1から作ってるんだ」って思うとビックリするので、それに気づいてもらえたらという意味も込めて、あやつり人形のような、ショーのような、貰った人に何か元気を与えるようなイメージで描きました。
Q2. ”名刺”を受け取った方にどういう思いを届けたいですか?
A.実際映像を作ってるのは大人の方々だと思うんですけど、でも作品はすごい面白い遊び心が溢れたものとか、かっこいいものもあって……。
何かを作る時に、ワクワク感というか、初心というか、子供の時の感覚を忘れずにいることって、私はすごく大事だなって思っています。
そういった「何が起きるかわからない世界=何でも作り出せる世界」へのワクワク感を、貰った人に与えたいです。
◾️ビジュアルデザイン:MISATO ANDO (ミサト アンドウ)
東京を拠点に活動する美術家。「楽器を持たないパンクバンド」BiSHの活動を2023年に終え、同年美術家としての活動をスタート。自信の「妄想力」を武器に、独自の発想と色使いで独創的な世界観をドローイング、インスタレーション、版画、立体など様々な手法を用いて表現する。また、コラムニスト、ラジオパーソナリティなど、美術家の枠に囚われず活動の幅を広げている。